実戦的ジュニアサッカー vol.2 2対1の攻守を極める

昨日に引き続き、第2弾です。

かなり判りやすく、かつタメになる内容です。
良い点は以下。

  • かんたんな言葉で説明してくれる
  • 具体的な言葉で説明してくれる

トレーナーの遠藤さん独自の表現は"扉を開ける"というもので、意図としては以下のような感じです。映像だと判りやすいんですが。

  • シュートできる場所なら、シュートコースを空ける意味
  • シュートに行く前なら、シュートできる状況に持っていくためのコースをつくる、見つける
  • パスならパスコースを確保する


小学校高学年くらいの子が自分で見ることを想定されているように思います。
実際に子供の指導をしながら、収録されており、伝えたい内容を絞っているのが判ります。
最初、1対1というか個人のスキル->2対1時の攻め方->2対1時の守り方という構成です。


以下メモ。


まず個人のスキル


1.ドリブルで扉を開ける

  • ギリギリではなく、早めに仕掛ける
  • ディフェンスを動かすことを考える

すべて、扉を開ける=ゴールにいくためのコースを確保する


2対1時の攻め方


2.ドリブルとパスの組み合わせで扉を開ける

  • ドリブルで、相手をひきつけてパス
  • スペースに走って声を出す
  • 開いて声を出す
  • クロスして走って
  • 以上を使った扉を開ける


3.2人でクロスして1人を抜く

  • キックフェイントを入れて、味方にボールを渡す
  • 渡すフェイントを入れて、そのままボールを持っていく


2対1時の守り方


4.つり針型の動きで相手を追い込む

  • 相手に近づくときに、足を開いて立たない=フェイントでくずされてしまうから
  • ライン際の相手に、中から近づき、相手をライン際で縦に動くようにしむける
  • 近づくときに、半身で片足を前にだし、相手の縦の動きに対応できるようにする


5.タッチラインに縦に追い込んでボールを奪う

  • 相手に近づいて、小さなステップでターンできるようにする
  • 肩を入れてボールを奪う


6.タッチラインに縦に追い込んでスライディング

  • 肩を入れれなかったときは、アウトサイドで外にはじくスライディングをする。
  • しっかりボールに行く


7.マークを持たない味方の方に追い込む

  • 味方の方へ追い込むためには、片方に寄せる動きをさせるように近づく=つり針型に追い込む
  • 1人はかならず、味方の背中が見える位置にいる
  • 相手プレイヤーを見える位置に置く


8.もう1人を影に入れながら守る

  • 2対1でボールを持たないプレイヤーを影にいれることを意識する
  • 縦に突破されないように影にいれる


9.パスに応じたマークの仕方

  • すばやくマークを変え、間接視野で後ろのプレイヤーを意識する
  • ディフェンスの目的は、前進させない、時間を稼ぐ


10.2対1を1対1に追い込む

  • ボールを持っていないプレイヤーを影にいれることができれば、1対1になる
  • 時計を比喩にして、ボールを持った選手からどの角度でいるべきか意識してもらう